文部科学省による官民協働留学促進キャンペーン
「トビタテ!留学JAPAN」とマドラスの取り組み

文部科学省による官民協働留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」。
マドラスはこの趣旨に賛同し、社会貢献活動の一環として売上の一部を寄付しています。
今回はそのプロジェクトマネージャーを務める荒畦 悟さんに
「トビタテ!留学JAPAN」の活動とマドラスとの取り組みについてお話しを伺いました。

マドラス(以下M)そもそものトビタテ!留学JAPANのスタートと現状を教えてください。

荒畦 2013年10月に文部科学省主導のもと留学促進キャンペーンとしてスタートしました。日本の若者の海外留学機運醸成を目的としています。そのために政府だけでなく社会全体で取り組むことで大きな効果が得られるものと考え、官民協働でグローバル人材育成コミュニティを作りました。フラッグシッププロジェクトである留学奨学金制度「日本代表プログラム」を2014年に立ち上げ、民間企業や各分野で活躍されている方による支援や寄附などにより、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成していきます。
2021年夏までに9,471名の派遣留学生を採択しました。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響で1,000名近くが留学出来ずにいるというのが現状です。派遣留学生、通称トビタテ生のコミュニティづくりにも力をいれていて、トビタテ生たちの繋がりを深め相互刺激を高めながら、日本のため社会のために貢献する取り組みづくりをしています。

M 荒畦さんの初めての海外経験はどのようなものでしたか?

荒畦 私は高校2年生の時にアラバマ州モビールに1週間ホームステイしました。日本との違いにカルチャーショックを覚えながらも、とても楽しい経験となりました。実は、その時のホストブラザーとは20年後、googleの人事採用の仕事をしていた際に、偶然再会することになり、運命を感じましたね。高校卒業後は英語が好きだったことあり上智大学に進学しました。海外インターンシップや国際交流を促進する学生団体で、現在はNPO法人化もしているAIESECに入り学生を海外に送り出す活動をしましたが、大学時代は留学に行けませんでしたね。

M 荒畦さんが「トビタテ!留学JAPAN」で働かれようと思ったきっかけは?

荒畦 google日本法人でエンジニア採用を担当していた時に、中国やインドをはじめとした海外の方からの応募の勢いに比べ、日本人の応募が少なく、グローバル人材マーケットでの日本人のプレゼンスの低下に危機感を覚えたことが大きいですね。
「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」では学生が自分で留学計画を自由に設定できるのですが、渡航先は100ヵ国以上にわたり、インターンシップやフィールドワークなど座学以外の留学も支援対象です。文系・理系に関わらず、内向きと言われる日本の若者の多様な海外経験を応援できることが特徴です。
こうした画期的なプロジェクトが実現できた背景には、トビタテが官民協働の事業であるということも大きく、志や大義に共感した企業と協働できるところにもやりがいを感じます。

M コロナ禍の影響は感じられますか?

荒畦 高校生や大学生が留学に行きたいという意向はコロナ前と変わらず強く感じています。コロナ禍での渡航は健康面のリスクや隔離対策のための費用負担なども増え、大変だと思います。海外との繋がりをオンラインでサポートするなど、今出来る応援をするように努めています。が、やはり現地に行って、五感でリアルに感じられるのが留学の醍醐味なので、そこは可能な限り大切にしたいと考えています。
実は、2021年夏以降、9か月以上の留学を予定している奨学生の支援を再開しており、200名以上が渡航を再開しています。コロナ禍に留学したトビタテ生には“エヴァンジェリスト”として貴重な留学体験を広めていってもらいたいと思っています。

文部科学省による官民協働留学促進キャンペーン
「トビタテ!留学JAPAN」とマドラスの取り組み

M マドラスは若い学生さんの留学を応援すると同時に、マドラスの靴を知ってもらう機会にもなればと考え「トビタテ!留学JAPAN」への寄附をスタートしました。第一弾は。MAKUAKEのクラウドファンディング企画としてスタートした『抗菌レザーケアミスト』と『抗菌撥水ミスト』でした。コロナ禍前から考えていた企画ですが、非常に注目されました。

荒畦 学生たちは就職活動で革靴と接することになるので、いい靴をケア用品を使ったりしてきちんと手入れをして長く履くという意識づけをするきっかけとなると良いですね。伝統あるものづくり企業でいらっしゃるマドラス様が「トビタテ!留学JAPAN」に賛同してくださっていることは大変ありがたいことだと思います。

M マドラスのエントリーモデルを学生時代から体験してもらうことで、履き心地やデザイン性に共感してもらい、ファンになってもらえれば嬉しいなと考えています。

荒畦 今後も末永く「トビタテ!留学JAPAN」のプロジェクトを応援してもらえると嬉しいです。

文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクト
「トビタテ!留学JAPAN」
プロジェクトマネージャー

荒畦 悟
あらうね さとる

千葉県出身。上智大学卒業後、株式会社リクルート入社し、人材育成や新卒採用などを担当。化粧品専門商社で事業開発や人事を経験した後、塾経営やGoogleの人事採用などを経て、2014年より「トビタテ!留学JAPAN」に参画し、現職。

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