ファイナンシャルプランナーに相談
ふるさと納税の仕組みを解説。
~マドラスのふるさと納税について~

ファンズ株式会社 事業開発部 広報グループ

2級ファイナンシャル・プランニング技能士
水野 綾香さん(AYAKA MIZUNO)

 
愛知県出身。大学進学時に上京し、金融総合代理店に入社。
マネーセミナー講師やマネーコラム執筆などを行い、2019年よりファンズ株式会社に勤務。
広報兼フリーランスのファイナンシャル・プランナーとして活躍し、現在は広報業務を担当しています。

 

 

 

2008年からスタートしたふるさと納税制度。
地方と大都市の格差是正を目的として導入されたもので、自分が応援したい自治体に寄付し、その寄付金額が所得税や住民税から控除されるという仕組みです。
マドラスでは、2021年より生産地である「愛知県大口町」「東京都台東区」のふるさと納税の取り組みに参加し始めました。
今回はファイナンシャル・プランナーの水野綾香さんにふるさと納税のイロハや上手な付き合い方などをお伺いしました。

 

 

Q

そもそも「ふるさと納税」とはどんなものでしょうか?

 

A

全国の応援したい地域・自治体に寄附ができる仕組みのことです。

寄附金の使い道は選ぶことができ、その地域に貢献することができます。さらに寄附の返礼品として地域の特産物などが貰えて、税の控除が受けられる魅力的な制度です。

多くの人が地方で生まれ、その自治体から医療や教育等様々な住民サービスを受けて育ち、やがて進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行っています。

その結果、都会の自治体は税収を得ますが、自分が生まれ育ったふるさとの自治体には税収が入りません。そこで、今は都会に住んでいても、自分を育んでくれた「ふるさと」に、自分の意思で、いくらかでも納税できる制度があっても良いのではないか、そんな問題提起から始まり、数多くの議論や検討を経て生まれたのがふるさと納税制度です。

 

Q

自分の出身地・ふるさとにしか寄附できないのですか?

 

A

自分の生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域や、これから応援したい地域の力になりたいという思いを実現し、「ふるさと」へ貢献するための制度です。住所地へ納税する住民税を実質的に移転する効果がある仕組みですが、寄附金税制を活用していますので、法律上は、寄附とそれに伴う税の軽減を組み合わせたものです。

 

 

Q

ふるさと納税の仕組みを教えてください

 

A

ふるさと納税は、自治体に対して寄附をした場合に特別な控除が受けられます。税金の控除を受けるためには、原則として確定申告を行う必要があります。さらに平成27年4月1日からは「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が始まりました。

 

Q

ふるさと納税をするメリットは?

 

A

寄附をする側は、「税金が控除される」「返礼品をもらえる」「寄附する自治体や使い道を選べる」というメリットがあります。

また自治体側は「財源確保につながる」「地元産業の活性化」「地域のPRとなる」が見込まれます。

 

Q

税金の控除を受けるためにしなければいけないことはありますか?

 

A

確定申告やワンストップ特例制度を申請する必要があります。

確定申告では確定申告を行った年の所得税と翌年度分の住民税のそれぞれから控除されます。

またふるさと納税ワンストップ特例制度が適用される場合は、所得税からの控除は行われず、全額が翌年度分の住民税から控除されます。ふるさと納税ワンストップ特例制度を利用するには、自治体に申し出る必要があります。寄附の申込み時に「寄附申込みフォーム」内の「自治体からのワンストップ特例申請書の送付」の項目で「希望する」を選択。寄附を行った自治体へ以下の特例申請書と各種書類を郵送する必要があります。

 

 

 

Q

複数の自治体に寄附をすることはできますか?

 

A

はい。ふるさと納税を行うことができる自治体の数には制限はありません。

ただし、確定申告を行わない給与所得者等が対象となる「ふるさと納税ワンストップ特例制度」(確定申告を行わなくても寄附金控除が受けられる特例的な仕組み)の場合は、ふるさと納税を行う自治体の数が5団体以内である場合に限られます。6カ所以上になってしまった場合は確定申告が必要になります。

なお、自己負担となる2,000円は、1回ごとの寄附について必要となるものではなく、1年間(1月~12月)の寄附金総額に対して必要となるものです。

 

Q

寄附をする金額に決まりはありますか?

 

A

あります。

受けられる寄附金控除の額には上限があり、ふるさと納税を行った方の収入や他の控除等の状況によります。(住宅ローン控除や医療費控除、iDeCoや、生命保険料控除など)

また、ふるさと納税のサイトなどをみると、家族構成や年収から、おおよそのシミュレーションができる場合もあるので、おおよそはそちらからご確認いただけます。

具体的な上限額の計算は、お住まいの市区町村の住民税を担当する部署にお問い合わせください。

 

Q

ふるさと納税をする際の注意点はありますか?

 

A

ふるさと納税はその年の12月31日までが対象です。

年末に慌てていろいろなふるさと納税をすると、思いがけず返礼品が家に届くタイミングが被ってしまい、冷蔵庫や冷凍庫に入らない!なんてことも。時期を分散して計画的にふるさと納税をするのがおすすめです!

 

 

 

Q

ふるさと納税で水野さんのおすすめを教えてください。

 

A

私も毎年ふるさと納税をしています!

まさに、もうすぐみかんが届く予定です。

私は主に、地域のお野菜やお魚、果物などといった食べ物を返礼品としている自治体にふるさと納税をすることが多いですが、食べ物に限らず、madrasのような工芸品やその地域ならではの特産品を返礼品としている自治体も数多くあるので、ご自身のご興味のある品や応援したい自治体から色々と探して見るのが楽しいと思います。

「定期便」の形式で、毎月、もしくは季節ごとに産地の品が届くような自治体もあるので、そういうものを選んでみると、一度ではなく何度も楽しめて、その自治体への関心も高まり家族の会話が増えたりと面白いのではないでしょうか

 

 

マドラスのシューズのふるさと「愛知県大口町」「東京都台東区」の自社工場

  

マドラスのシューズは愛知県大口町の自社工場や東京都台東区浅草にあるmadras TOKYO FACTORYで作られています。ここでは熟練の靴職人の手により、1足1足丹念に製造されています。マドラスの靴づくりはそれぞれの地場産業として地域に根差しており、ふるさと納税の返礼品としてラインナップされています。

  

 

ふるさと納税で手に入るマドラスシューズ

 

おすすめふるさと納税サイト

【愛知県大口町】

  

 

 

  

 

【東京都台東区】

  

 

 

  

 

 

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