
こころと体を整える大切さ
ー瞑想講師・山縣亜己さんが語る
マインドフルネスと歩くことのつながり

メンタルコンディショニングの瞑想サロン
「スタジオ マインドフロー」の主宰を務める山縣亜己さん。
マインドフルネス瞑想やコーチングなどの心理学的なアプローチを通して、
自己基盤を強化し、
無理なくこころからアップデートすることをサポートしています。
山縣さんが取り組んでいる
瞑想やこころと体を整えるための考え方などをお伺いしました。
【PROFILE】
studio mindflow
代表
山縣 亜己さん
東京都生まれ。テキサス州立大学卒業後、
広告宣伝・マーケティング領域を専門に、外資系大手広告代理店、メーカーなどでGMなどのエグゼクティブを務める。
2019年2月よりアディダス ジャパン リーボック ヘッドとして就任。
「ビジネスパーソンの人生の充実」を追求するべく、カリフォルニア大学マインドフルネスセンターにて学び、
MBSR講師、Google SIY グローバル認定講師資格取得など、心と体の健康に関する資格を多数保持。
2022年よりスタジオ マインドフローを主宰する。
ー大学はアメリカに行かれていますが、どのようなきっかけからですか?
山縣「父の仕事の関係で初めての海外旅行でタイに行ったのですが、
英語でコミュニケーションをとるのに苦労して、英語を喋れるようになりたいと強く思ったんです。
その頃は、通訳の仕事もかっこいいなぁとか考えていました。」
ー日本に戻られてからは外資系の会社で働かれていらっしゃいますよね。
山縣 「最初は外資系広告代理店で戦略プランニングを担当。
2005年にイニシアティブメディア東京(IPGグループ)に入社し、日本代表を務めました。
2009年にユニリーバ入社し、
その後2019年からはアディダス ジャパンでリーボック ヘッドに就任しました。
自分がやりたいことや、面白そうだなってピンと来たものを仕事に選んできています。」
ービジネスリーダーとして活躍されていましたが、どのような想いで転機されたのですか?
山縣 「フリーになって、1年間サーフィン三昧にしようと思い、
以前ユニリーバ時代にスポンサードしていたプロサーファーの松田詩野さんのアテンドも兼ねてバルバドスに行きました。
ところがコロナ禍になってしまい日本に戻ることになり、
イギリスに住んでいた妹夫婦と一緒に生活することに。
その時に、家族の大切さや人との繋がりなどを改めて感じました。
そして今まで興味があったのにできなかったことをしようと思い、
高齢者の方にも教えられるメディカルピラティスやヨガやアロマ、フィットネスなどを学び始めました。」
ーこうして自宅を改装しスタジオにし、ピラティスやヨガの教室を始めた山縣さん。
同時にコーチングもされていますよね?
山縣 「ビジネスパーソンの人生の充実をサポートしていきたいと常に考えていました。
ただ、コーチングは楽しいのですが体力勝負なところもあり、
試行錯誤の末、自分には瞑想が向いているということに気がつきました。
瞑想は大人数でやっても気持ちがよく、指導しながら自分のこころも洗われます。
やればやるほど楽しくなって、自分にとっての天職だと感じました」
ー瞑想というもの自体よくわからないのですが、どういった内容なのでしょうか?
山縣 「私が行っているのは、瞑想のなかでもマインドフルネスと呼ばれるものです。
ブッダの瞑想方法をルーツとして、それをプログラミング化したものになります。
苦悩から解放されるためのメソッドで、
体の痛み・こころの痛みのどちらもとるためのものです。」
ー瞑想はこころだけでなく、体にもいいものなのですね。
山縣 「私が瞑想を特に気に入っているのは、すべて自己責任で、自分の内側から始まっていくところ。
自分の内なるものに気づき、自分とちゃんと向き合える。
すると自分自身との関係値が良くなり、他者との関係値もよくなっていきます。
マインドフルネスで自分と向き合い、気づくことによって、
体の面では自律神経が整い、血圧が下がったり免疫力が上がります。
心の面では集中力や判断力、共感性や思いやりなども上がっていきます。
要は脳がアップデートしていくわけです。」
ークラスにはどのような方がいらしているんですか?
山縣 「企業・個人どちらもありますし、男女や年代も様々です。
特に私は男性が参加しやすい雰囲気作りを心がけています。
スタジオでは主に、
私のガイドに沿って行う静坐(せいざ)瞑想と、寝て行う瞑想、ヨガを使った瞑想の3種類を行っています。
さらに歩く瞑想や食べる瞑想など、日常生活と密接した瞑想方法もあり、
それらを宿題にして実践してもらったりしています。
さらに今年の4月からはオンラインでのクラスも始めました。」
ー瞑想はいろいろな種類があるのですね。
山縣 「はい。瞑想をすることで脳がリセットされるので、睡眠の質も向上します。
日常のストレスを取り除くことで、自律神経が整い、よく眠れるようになるのです。」
ーこころの健康が体にも密接に関係しているということですね。
山縣 「体とこころってそもそも分かれていないので、セットで考えた方がいいですね。
体の健康は当然気を遣うべきで、自分を整えてあげることが、
長い目で見ていくと自分のこころの健康にも繋がっていきます。
運動をしたり、食事に気を使ったり、規則正しい生活をすることが自分の幸せに繋がっていきます。
自分にとって良いシューズを選ぶことももちろんその一つです。」
ー趣味はサーフィンとお伺いしましたが、どのようなきっかけからですか?
山縣 「36歳の時に始めました。
最初にサーフィンした時に全然できなかったことが逆にハマるきっかけになったんです。
中毒性があって、毎週海に行くようになって、本当のリフレッシュの意味を知った感じでした。
仕事のことも忘れてナチュラルハイになれるので楽しいんでしょうね。」
ーサーフィンやヨガなど健康的なライフスタイルの山縣さん。
足に対してはどのような意識をお持ちでしょうか?
山縣 「健康的な視点で言えば裸足が一番だとは思います。
足を自由にしてあげて、足指がちゃんと離れている方がいいので、
裸足が無理でもビーチサンダルなどはいいとは思いますが、ビジネスのシーンではそういうわけにはいきません。
私もかつてはハイヒールで仕事をしていました。リーボック時代はスニーカーでしたけど。」
ー山縣さんは足の悩みはありますか?
山縣 「甲が薄いので、パンプスを履くと前に入ってしまいつま先が痛くなることが多いんです。
いろいろなシューズを試しましたが大抵そうなるので、ウエッジやブーツを履くことが多いですね。」
ーmetaインソールをご愛用いただいていますが、ご感想はいかがですか?
山縣 「スニーカーに入れて履いています。
最初は土踏まずの部分が硬い感じでしたが、慣れてくるとそれがいい刺激になっています。
体圧分散がしっかりされていることが実感でき、ピタッと真っ直ぐ立てるようになりました。」
ースポーツシューズブランドで働かれていた山縣さんからマドラスへ向けてアドバイスはありますか?
山縣 「metaインソールの開発など、健康に対してアプローチされているので、
さらに健康に特化したオーダーシューズも手がけていただけるとよりブランド強化になるのではないでしょうか?
metaインソールに加えてアウトソールまで健康を意識したシューズがあると、
マドラスというブランドの認知度がますますアップするのではないかと思います。」
ー今後の山縣さんの取り組みを教えていただけますか?
山縣 「私のところに訪れる方は、みんな一生懸命に仕事がしたいと思っている方。
そのような人たちが頑張れるための後押しをして、
先に進められる状態への手助けをできればと考えています。
それと子供たちにも手を差し伸べて挙げられる居場所づくりも進めていければと考えています。」
▲スニーカーにmetaインソールを入れ愛用されている山縣さん。
しっかり体圧分散され、姿勢が良くなることを実感されているそうだ。
【metaインソール 搭載シューズ一覧】
ウィメンズ
メンズ
【metaインソール 搭載スニーカー一覧】
ウィメンズ
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