長く履き続けられる一足を『上級編』
~日本発シューケアブランド・コロンブスで
大切な一足を守る~

大事な革靴を所有するうえで、靴磨きは絶対に怠ってはいけません。
マドラスでは、その靴磨きの大切さを、実演を交えながら日々お客様に伝えています。
今回はその靴磨きのポイントを、マドラス自身も学ばせてもらったコロンブスにお尋ねしました。
コロンブスは、愛用の一足を長持ちさせるためのシューケアアイテムを開発し、積極的に提案しています。
そんな両社ともにマジメなモノ作りを得意とする日本での製造にこだわることで、
多くのユーザーの足元をサポート。
いつも履いている革靴の表情がガラッと変わるテクニックを、ぜひご覧ください。

マンネリだった革靴がサッとお洒落に早変わり! 

普段愛用している革靴も、長年履いていれば少々飽きてしまうのも事実。そこで染料ベースのシューケアクリームを使い、革靴に風合いを与えてみてはいかがでしょうか。上の写真をごらんください。右の革靴は普通にシューケアしたもの。ですが、左の革靴は所々に色を加えて、独特のムラ感を出したものです。これならスーツスタイルをワンランクアップさせ、さらに愛着もグングンと沸くはずです! 

教えていただいたのはこの方

プロフィール

株式会社コロンブス カラリスト
三橋弘明さん

前職で革靴の販売員を経験し、靴のことならこの人!として知られる三橋さん。シューケアグッズの開発や磨き方を常に考え、お客様に最高のアイテムを提案できるように、日々研究しています。

使用するアイテムはこちらです

右から順に/コロンブス ジャーマンブラシ2 1,620円 (税込)、コロンブス ジャーマンブラシ6 <豚毛> 864円 (税込)、ブートブラック コレクションズ シュークリーム<85g> 各2,160円 (税込)、ツーフェイス プラス ローション <300ml> 2,700円 (税込)、コロンブス ジャーマンブラシ8 432円 (税込)

その1 靴全体を隈なくキレイにする

靴に付いたシワを伸ばすため、シューキーパーを入れます。次に馬毛ブラシを一方向へブラッシングをして、汚れを落とします。そして指にクロスを巻き(人差し指)、ツーフェイスローションをクロスが湿るくらい付け、ブラシでは落としきれなかった汚れをしっかりと落としていきます。

その2 ブラシを使って色を入れていく

下準備が終わったら、色を入れていきます。通常なら革靴が茶色なので茶系色のシュークリームを塗りますが、今回はムラ感を出すためネイビーを塗っていきます。シュークリームを塗る際、普段なら布を使いますが、今回は布に染料が吸収されないように小さなブラシを使用します。ムラ感を出す際のコツとして、靴の縁(飾り穴や縫い目など)を塗り、色を濃くしたい部分は重ね塗りすることで、立体的な表情に仕上がります。最後は靴に付いた余分なクリームを取り除くため、ブラッシングをしましょう。

その3 一晩寝かせれば完成

靴にしっかりと色を入れるため、一晩寝かせます。こうしてできあがった靴がこちらです! 独特のムラ感が印象的なマドラスの靴は、まるでパティーヌ加工のような風合いになり、自分だけの1足に仕上がりました。ベーシックなスーツの足元に品格と洒落感を与えることができ、社内からクライアント先まで高評価を獲得。さらには愛着もグングンと沸き、末長く愛用できます。

構成・文/POW-DER 写真/TRYOUT

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