
長く履き続けられる一足を
~サフィールの"品質"とともに~

大切な靴を長く履くためには、靴磨きは非常に大事なこと。
その工程で必要とされるケアアイテムは多種多様に展開されていますが、
“品質”を重要と考えるマドラスが指名するのはサフィールです。
天然原料の “品質”にこだわり続けた結果、靴に優しく、
他には出せない独特の光沢感を生み出しています。
両者の “品質”が重なることで、末長く愛用できる一足となるのです。
サフィールとは?
1920年、フランスにて誕生した、シューケアブランド。ビーズワックスやカルナバワックス、シアバターなどの天然原料を主成分としたクリームは深みのある光沢感で、高い保湿性と浸透性を両立。1925年に開催されたパリ万国博覧会では金賞を受賞し、創業当時から受け継がれる伝統を守り続けています。また誰もが知る有名ハイブランドのレザーケアアイテムのOEM生産を請け負うなど、実力の高さはお墨付きです。

ハイシャイン仕上げでエレガントな足元を纏う
一般的な靴磨きといえば、靴についた汚れを取り、シュークリームを塗るというのが正統派の流れですが、愛用の一足をもうワンランクアップさせるなら、ハイシャイン仕上げを覚えておきましょう。ハイシャイン仕上げとは、靴のつま先や踵部分に鏡のような光沢感を生み出す磨き方。そのテクニックを、サフィールの靴磨き職人にレクチャーしていただきました。コツをつかめば誰でも簡単に美しい光沢感を生み出すことが可能。そして、大切な革靴への愛情もこれまで以上にグングンと沸くはずです。

教えていただいたのはこの方

プロフィール
株式会社ルボウ シァール
三輪功さん
靴のケアのことならこの人に聞けば間違いない!というほどの、ブランドのキーマン。靴の状態を瞬時に見極め、それに合わせた靴磨きを施し、最高の状態へと取り戻す術を知り尽くしています。
使用するアイテムはこちらです
右から順に/ サフィールノワールのクレム1925(75ml)2,420円(税込) 、 レザーバームローション2,200円(税込) 、 ビーズワックスポリッシュ(50ml)1,320円(税込) 、 アプライブラシ1,430円(税込) 、 ブリストルポリッシャーブラシ各3,300円(税込) 、 ポリッシュクロス1,100円(税込)
その1 シューキーパーを入れる


少々くすんでしまったハイヒールパンプスで実践開始! まずは履きジワを伸ばし、クリームを浸透させるためにシューキーパーを入れます。
その2 汚れを取る
ホコリが付着したままの革靴だとクリームが浸透しにくいので、靴表面からコバ、縫い目と、細かい箇所まで馬毛ブラシを使い、掻き出すような感じでしっかりと落としていきます。

その3 レザーバームローションを使い、革をすっぴんの状態に戻す

革表面についた汚れと古いクリームを除去するために、レザーバームローションを使い、靴全体をすっぴんの状態へと戻します。このときに人差し指と中指にきめ細かい布を巻きつけ、指先に1~2滴つけましょう。

その4 クリームを塗る


クリームを塗る際、布を使ってしまうと余計なクリームが生地に浸透してしまいます。アプライブラシなら少量でも靴全体、細部にも浸透させることができるので、とても便利です。
その5 クリームを靴全体に伸ばす
全体にクリームを塗っていったら、コシのある豚毛のブラシを使い革にクリームの油分をしっかりと浸透させていきます。このとき、履きジワがある箇所も丁寧にブラッシングするのがコツです。クリームのベタつきがなくなるくらいがベスト。

その6 光沢感を出す


ブラッシング後、ポリッシュクロスで余計なクリームを取り除き、グローブに水を数滴つけ、手早く磨いていきます。これにより、ワックス成分が革の表面に浮き出て、光沢感が生み出せます。
その7 乾燥させたワックスと水を交互につけ磨く
ここがポイント!
乾燥させたワックスを準備
購入直後の柔らかいワックスを、一週間蓋を開けたま放置して有機溶剤を飛ばします。ロウ、油分が濃縮し、輝きやすくなるのです。




乾燥させたワックスを少量つけ、つま先に塗ります。その後、水をワックス同様につけて、クリームを塗った部分を磨いていきます。次にアーチライン(内側と外側)、踵部分の順に、約30分繰り返していきます。
ここがポイント!
靴全体を三日月のようなラインで磨く
つま先からアーチライン(内側と外側)、踵部分を磨くときに、三日月のラインをイメージしましょう。これによりつま先と踵が分断された光沢感につながりが生まれ、靴全体が上品な印象にまとまります。
その8 ブラシ→グローブでツヤ出し


最後に軽くブラッシングをし、グローブで磨いて光沢感をより引き立てます。
完成
差は歴然!
見ての通り、ハイシャイン仕上げの靴(左)とそうでない靴(右)は、光沢感に圧倒的な差が出ます。スタイリッシュな足元を演出でき、また傷防止や防水効果も期待できる、一石三鳥な磨き方といえます。
