製造

2017年入社
A.W

現在の仕事

私の業務は大きく分けて、量産製造工程の生産管理とオーダー靴の全体生産管理になります。
量産製造工程の生産管理では、毎月、毎日の生産計画を立て、日々進捗状況を確認しています。各工程の納期に合わせた人員配置を調整し、生産材料の品質や在庫のチェックなどを行います。
オーダー靴の全体生産管理では、受注したものの仕様書の作成から始まり、材料発注や品質管理、さらに各工程で問題なく生産されているかを確認します。
靴の生産現場のいわゆる監督的な役割をしています。

インタビュー・1日のスケジュール

  • 転職のきっかけを教えてください。また、マドラスを選んだ理由は?

    2000年からアメリカ・テキサス州オースティンのカスタムハンドメイドのカウボーイブーツ工房で、ブーツメイキングの修行を6年間していました。帰国後ブーツを作る夢を持ちつつ、繊維業界、楽器商社などでサラリーマンを約10年間勤務しました。40歳を過ぎた時に、革/ブーツ(靴)への“血”が騒ぎ、やはりやりたい仕事はこれだと思い、この世界に戻りたくなりました。そのタイミングでマドラスの工場がスタッフを募集しており、運よく拾っていただけました。

  • 渡邉さんの、ものづくりの原点や靴づくりの面白さ・やりがいを教えてください。

    今から30年くらい前、高校時代に流行っていたGuns N’Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)の“Appetite for Destruction”のCDジャケットで、スラッシュやダフが履いていたカウボーイブーツが衝撃的に格好よく、そこからカウボーイブーツを作れるようになりたいと思うようになり、テキサスまで行ってしまいました。今思えば、ものづくりのきっかけはGunsでした。
    テキサスではハンドメイドでしたが、マドラスでは工業製品の靴。良い品質の靴を適正価格で大量生産するには、そのための技術、知見、経験が必要です。とても難しいことですが、やりがいがある仕事だと思います。

  • これからどんなキャリアを築いていきたいですか?

    出世をすることですかね(笑)。マドラスという組織のなかで、とにかく上がれるだけ上のポジションにいくこと。やはりサラリーマンにとって出世は大事ですからね(笑)。

1日のスケジュール

  • 4:00

    起床  
    ストレッチ、体幹トレーニング、ウェイトトレーニング

  • 7:00

    出社  
    掃除、一日の業務段取りなど

  • 8:25

    朝礼
    量産生産管理、オーダー生産管理

  • 12:00

    昼食

  • 12:45

    午後業務の始業
    オーダー靴の裁断、木型補正など
    生産進捗状況の確認と翌日からの生産計画を立てる
    オーダー出荷業務

  • 19:00

    帰宅

  • 23:00

    就寝

お気に入りの靴

MOSS

担当しているマドラスのオーダーシューズシステム(MOSS)で作らせていただいた、ネイビーの外羽根プレーントウシューズです。直営店のイベントで革のコンビ仕様を企画し、これは羽根の部分にネイビーのクロコ型押し革を使っています。個人的にネイビーフェチなところがあり、他にはない履いてみたかったシューズが完成し、満足しています。

就職活動中の皆さんへ

就職活動中の皆さんへメッセージ

前職在職中に初めてマドラスの本社工場を見学させていただいたとき、久しぶりに革のにおいを嗅ぎました。その時に自分が求めていたものはこれだと痛感しました。世の中に自分が好きなことを仕事にできている人というのは、ごく稀だと思いますが、何か“これだ”と思えるものに出会えた人は幸せだと思います。マドラスは靴づくりの好環境が整っています。靴が好きな人であればぜひ扉を叩いていただければ嬉しいですね。