スワールモカ(メンズ)
スワールモカとは
主にメンズシューズのデザインで、羽根の部分からつま先部分にかけて2本のラインの入っているデザインです。「スワールトウ」、「ツーシーム」とも呼ばれます。2000年代に流行したドレスシューズのデザインで、その後、一般化しました。多くの場合は、甲革のベース部分の革と甲の上の部分の革が別のパーツで、それを縫い合わせている部分が切り替えのラインとなっております。「~モカ」と呼ばれるのは「Uモカ」(「Uチップ」のこと。モカシン製法の縫い合わせと外観が同じことから由来)のUのラインをつま先部分で開いてつま先に伸ばしたデザインのためです。スワールモカの選び方
Uチップ同様、フォーマルシーンには不適ですが、シンプルなデザインなのでオンからオフまで様々なスタイルに合わせることができる万能デザインです。甲革のツヤの度合いやソールの厚さ・材質によってビジネス向きからカジュアル向きまで、幅広いタイプがありますので用途に応じて選ぶとよいでしょう。スワールのラインの縫い合わせ方で、縫い目が見えないように折り返してあるタイプはドレッシーな印象、縫い目が見えるように縫い合わせてあるタイプはカジュアルな印象です。基本的にソールが厚いもの、またソールがスポンジ素材のものはカジュアル度が高いです。甲革のツヤ感についてはツヤの無い方がカジュアル度が高いです。試着の際に気を付ける点としては、スワールモカの場合、内羽根式・外羽根敷、どちらのデザインも多いですが、内羽根式の場合、羽根が前で甲革に縫い付けられており横に開き方を調節できる度合が少ないので、甲の高い方、甲の低い方は合わない場合がございます。ひもを締めた時に羽根が上の方で数ミリ開く程度が適度な状態です。外羽根式の場合は、羽根の部分を横に広げて調節しやすいので甲高の足の方におすすめです。また、足指の付け根の部分で足の上側と甲革の間の空間があき過ぎになっている場合は、着用を始めるとその部分の甲革が深く折れ曲がり足に当たり痛みを感じたり、深い履きしわが入ったりする可能性が高いです。その部分を指で押して足と甲革の間の空間があき過ぎていないか確認することをおすすめいたします。