革靴にはたくさんの種類があります。
そのため、普段ビジネスシーンで革靴を履いていても「自分に合う革靴がわからない」「私服との合わせ方がわからない」と悩む方はいるのではないでしょうか。
本記事ではカジュアルコーデに合う革靴の種類や選び方のポイント、革靴に合わせたおすすめのカジュアルコーデなどを紹介します。
公開日:2022年11月8日
最終更新日:2022年11月8日
目次
01|【カジュアルに合う革靴の種類】
02|【フォーマルな革靴とカジュアルな革靴の違い】
03|【カジュアルな革靴を選ぶときのポイント】
04|【おすすめのメンズカジュアル革靴10選】
05|【おすすめのメンズカジュアル革靴コーデ5選】
06|
【知っていると靴が長持ち!革靴のお手入れ方法】
07|【まとめ】
【カジュアルに合う革靴の種類】
革靴にはビジネス向けのものとカジュアルにも使いやすいデザインのものがあります。
カジュアルな服装にも合わせやすい革靴は以下の種類です。
● フルブローグ(ウィングチップ)
● Uチップ
● ローファー
フルブローグ(ウィングチップ)は、革靴のつま先に穴飾りがついている革靴のデザインのことを指します。
発祥はスコットランドで、靴に穴飾りをつけて靴を乾きやすくしたのが由来と言われています。
Uチップはノルウェーの漁師が履いていた靴が由来とされ、上から見ると甲の上の飾りがU字型になっています。
アメリカではゴルフ、イギリスでは田舎の道を歩くとき、フランスでは狩りのときに履かれていたとされる革靴です。
ローファーは紐のない靴で、「怠け者」という意味があります。
紐がなく履きやすいので人気の革靴です。スーツにはもちろん私服にも合わせやすい革靴です。
【フォーマルな革靴とカジュアルな革靴の違い】
革靴はフォーマルやカジュアルなどのシーンに合わせて種類を使い分けるのが一般的です。
フォーマルな服装におすすめの靴は以下の特徴をもつ革靴です。
● 黒い靴
● 内羽根式の靴
内羽根式とは、靴の履き口がV字型に開き、紐で締めるドレッシーなタイプです。
カジュアルな服装に合わせにくいデザインですので、上記の靴のデザインは避けたほうが無難です。
【カジュアルな革靴を選ぶときのポイント】
〇外羽根式の革靴を選ぶ
カジュアルな服装に合わせるなら外羽根式の靴がおすすめです。
内羽根はフォーマルな服装に合う一方で、外羽根式はカジュアルな服装に合います。
外羽根式とは、履き口が外に開き、紐で締めるタイプです。ブラッチャーやダービーと呼ばれることもあります。
〇シンプルなデザインかつ、色は派手すぎないものを選ぶ
シンプルなデザインかつ、色は派手すぎないものを選ぶと、カジュアルなコーデに合わせやすくなります。
シンプルな革靴のデザインとはつま先がとがりすぎず、少し丸みがあるものです。
つま先がとがりすぎると靴の個性が強くなりすぎてしまい、合わせる服装の幅が狭まります。
色は黒やこげ茶といった派手すぎないものを選ぶと、カジュアルな服装に合わせやすいです。
派手な色だと靴が目立ってしまうため、服装に合わせる難易度が高くなってしまいます。
〇ローファーを選んでみる
ローファーを選ぶと、カジュアルコーデがしやすくなります。
もともとローファーはカジュアルな用途で使われる革靴なので、カジュアルな服装との相性はバッチリです。
さらにローファーの中でも派手な色を避けると合わせやすくなり、スニーカーと比べるときれい目なコーデができます。
黒い革靴はフォーマル向けと先述しましたが、例外として黒いローファーもカジュアルな服装に合います。
紐がないということは紐で調整ができなくなるということなので、紐がある革靴よりもサイズ選びやフィッティングが重要になります。
【おすすめのメンズカジュアル革靴10選】
・madras(マドラス)バイカラーコンビネーション・タッセルスリッポンシューズ M445
バイカラーのコンビネーションが特徴的なタッセルスリッポンシューズです。
アッパーに上品なアニリンスムースが使用されており、スーツだけでなくドレスコーデやジャケットにも合わせやすいです。
また、ソールは軽量で柔らかい「EXTRALIGHT」を使用しています。その他にも抗ウイルス・抗菌加工が施されているため快適に履ける1足です。
・madras(マドラス)マドラスウォーク ミズノ セレクト MWZ0012A
マドラスウォーク ミズノ セレクト MWZ0012Aは牛革のクラストレザーを使用しています。
そして職人が1足1足手作業で染め上げるパティーヌ仕上げが特徴です。
爪裏・インソール先部分には、吸湿速乾・消臭抗菌性に優れた素材を使用しています。
インソールも足裏の3つのアーチを支え、足本来のクッション性を自然にサポートもできます。
ブローグやウィングチップでカジュアルな雰囲気を出しているので、カジュアルコーデにも合わせやすいです。
・LANVIN COLLECTION ドレスカジュアルベルトスリッポンシューズ 83445
ベロアレザーにハンドステッチでアクセントカラーを効かせたカジュアルスリッポンシューズです。
カジュアルコーデやオフィスカジュアルにも取り入れやすい1足です。
靴底はシンプルなTPU滑り止めを施したオリジナルインジェクションレザーソールを使用しているのでグリップ力もあります。
・KATHARINE HAMNETT LONDON(キャサリンハムネットロンドン)ストレートチップ ドレスカジュアルシューズ31697
KATHARINE HAMNETT LONDON(キャサリンハムネットロンドン)の31697は素材コンビのドレスカジュアルシューズです。
デニムとスムースのコンビネーションが特徴になります。
つま先を丸くし、クラシックスタイルにすることで通年履ける商品となっています。
・Loake(ローク)英国製グッドイヤーウェルト製法ドレスシューズ ウィングチップ IMLK1016
Loake(ローク)のIMLK1016は革靴に穴飾りがありカジュアルコーデに合わせやすいのが特徴です。
デニム、Tシャツ、カーゴパンツにも合わせやすいので使いやすいでしょう。
また、IMLK1016の靴底はゴムでできていて、ゴム底の色と革の色に違いがあり、コーデにもメリハリがつきやすくなります。
・madras(マドラス) 外羽根プレーントゥ・ドレスシューズ M442
madras(マドラス)のM442はシンプルな見た目ですが、機能性やこだわりの詰まった1足です。
革の表面に使われているイタリア製のキップをアルコールで拭き落とし、更にアンティッククリームで手塗り仕上げ加工を施すことで一味違う印象を出しています。
インソール踏付部にクッション性屈曲性を確保し、足なじみが良いボロネーゼ製法が特徴です。
抗ウイルス・抗菌対応のアンティッククリームを使用しているので足のニオイが気にならない使い勝手がよい革靴です。
・madras(マドラス)キルトタッセルスリッポン M779
madras(マドラス)M779はウィングチップとタッセルと組み合わせたデザインです。
こちらもローファーと同様にカジュアルな服装に合わせることができます。
アッパーには国産のキップを使い、中底にはクッション性を実現するために袋状にするなどのこだわりが散りばめられています。
革底材は希少価値のあるイタリア製のRAGGRINZITO(ラグリンズィート)を使用しています。
・madras(マドラス)ダブルモンクビジネスシューズ M423
革靴に『タンポナート柄』プリントや、アンティーク仕上げをすることで深みのある高級感のあるデザインです。
靴底は水に浮く軽量比重ラバーが使用され、トップリフトには耐摩耗ラバーを使用しています。
また、マッケイ製法を採用しているため、足馴染みがよい1足となっています。
クッション性の優れた「OrthoLite」を使用しているため快適に履きやすく、さまざまなシーンでの利用におすすめです。
・Loake(ローク)英国製グッドイヤーウェルト製法ドレスシューズ コインローファー IMLK1042
Loake(ローク)のIMLK1042はブラウンのスエード素材のローファーです。スエード素材も、ローファーもカジュアルなコーデに使うことができます。
IMLK1042はシンプルなコインローファーで、コーデを選ばないのが特徴です。
また、ブラウンのスエード素材なので、黒よりもカジュアルな雰囲気がでるでしょう。
春夏のカジュアルコーデにも合わせやすいのでおすすめです。
・MODELLO(モデロ)ビットスリッポン・ビジネスシューズ DM7404
MODELLO(モデロ)のDM7404は見た目だけでなく履き心地も重視する人におすすめの1足です。
中底とインソールに2重のクッション材を使用したり、かかと以外にもクッション材を張り合わせたりすることによって、
足全体を優しくふわふわと包み込むイメージとなっています。
履き心地だけでなく、抗菌効果や防臭効果、革の色が落ちにくい工夫などが施されています。
【おすすめのメンズカジュアル革靴コーデ5選】
・パーカーとデニムに合わせたい MWZ0012
パーカーやデニムといったカジュアルアイテムに合わせて足元を革靴にするだけで、いつものコーデがひと味変わります。
穴飾りのデザインはウィングチップと呼ばれるデザインは、フォーマルよりもむしろカジュアルに合わせたい革靴です。
ゴム底なのでグリップ力もあり、雨の日でも履いていくことができるので天気を選ばず履ける強みもあります。
・ジャケットだけでなく、シャツに合う靴 M442
プレーントゥと呼ばれるデザインは、ジャケットだけでなくシャツにも合わせやすいので革靴初心者の方にもおすすめのデザインです。
外羽根式の靴でもあるのでカジュアルに合わせやすく、チノパンだけでなくカーゴパンツにも合わせることが可能です。
艶のあるレザーを職人の手染めで仕上げており、カジュアル使いにも使いしやすい風合いです。
・秋冬の足元のおしゃれに 86489
チャッカブーツは秋冬のおしゃれに合わせやすい革靴です。
チャッカブーツは乗馬のときに履く靴が起源で、もともとカジュアルな用途で使う革靴です。
ジャケットやパーカー、トレーナーに合うだけでなく、履きやすいのでブーツ初心者の方にもおすすめです。
使われている革はスエードなので、秋冬のカジュアルコーデにも合うでしょう。スエードは手入れも簡単なので、その点もおすすめです。
・夏のおしゃれに M413
コインローファーは夏のおしゃれに合わせたい革靴です。ローファーはTシャツ、ポロシャツに合わせやすく、
紐がないので着脱しやすい使い勝手の良いデザインなのが特徴です。
色もブラウンなので、カジュアルコーデに合わせやすい色をしています。
夏のおしゃれに革靴を履きたい人はローファーから始めることがおすすめです。
・ジャケットに合わせたい M779
キルトタッセルスリッポンもカジュアルコーデにおすすめの革靴です。
1970年代に発売したキルトタッセルをリプロダクトして生まれた1足です。
見た目も2色の色鮮やかな革から作られているため、ジャケットを用いるシンプルなコーデにもアクセントとなるでしょう。
デザイン性だけではなく、クッション性と屈曲性を確保しつつ、
靴底はブラークラピッド製法を用いていることやWソールにすることで耐久性も高めています。
【知っていると靴が長持ち!革靴のお手入れ方法】
・靴を脱いだ後は必ずブラッシングをする
革靴のブラッシングは革を長持ちさせるために必要です。
革にブラッシングをすることで、革のツヤを出すことや靴のホコリをとることができます。ホコリがついたままだと革の水分を吸ってしまい、
革靴の寿命を短くしてしまう可能性もあります。
革靴の寿命を長くし、きれいな状態を保つためにも脱いだ後はブラッシングをしましょう。
・靴を磨くときは靴用のクリームを使う
革靴用のクリームには大きく分けて3種類があります。
● 乳化性クリーム
乳化性クリームは革靴の革に栄養の補給ができ、靴磨きには必須のクリームです。
● 油性クリーム
油性クリームは革靴のツヤを出す効果があり、水分量が少ないので粘り気があります。
● ワックス
ワックスは油性クリームよりも水分がなく、油性クリームよりもツヤを出すこと可能です。
ワックスを使うと鏡面磨きというつま先を光らせるツヤを出すことができるので、靴磨きの仕上げに鏡面磨きをしたい方はワックスの購入がおすすめです。
【まとめ】
カジュアルな服装に合わせやすい革靴は、「フルブローグ」「Uチップ」「ローファー」の3種類が特におすすめです。
また、「黒い靴」「内羽根式の靴」はフォーマル向けの革靴が多くカジュアルには合わせにくいため、
シンプルなデザインや派手すぎない色の革靴を合わせることをおすすめします。
フォーマルな場面はもちろんですが、カジュアルコーデとして季節やファッションアイテムと革靴の組み合わせを楽しんでみてはいかがでしょうか。