2022/05/13
  • コラム

ShoesLife×madras 【徹底攻略!かんたん・クイックなレザーソールのお手入れ編】

革靴、靴製品のメンテナンスに関する情報発信を行うサイト【Shoes Life】との共同企画!

マドラスの革靴に焦点を当て、マドラスの靴に合うお手入れを【Shoes Life】と共にお伝えしていきます!
 

【Shoe Life】×【madras】の第三弾は…

【徹底攻略!かんたんクイックなレザーソールのお手入れ編】


目次

1.靴紹介(アウトソールについて)

2.靴底のお手入れ

・ほこりを払う
・ノワールソールガードを塗布する
・乾かす


3.まとめ

1.靴紹介



さて前回【お手入れ徹底攻略!かんたん・クイックなお手入れ編】
ご紹介した M442 ですが靴底は革底(レザーソール)です。
製法はマッケイ(甲革・中底・本底を一緒に通し縫いする製法)ですが、
縫い後の目立たない「かき伏せマッケイ製法」が採用されています。
すっきりとした見た目でドレッシーな印象を与えます。
さらに履き心地にこだわり、
インソール踏付部にOrthoLite(オーソライト)を採用しており、
クッション性と屈曲性を確保したボロネーゼ製法が用いられている
というのがこの M442 の優れた点。




革底のメリットとして、かえりや足馴染みが良い点や高い通気性などが知られています。

デメリットもあり、第一に雨に弱いこと。
革底が濡れた地面の水気を吸ってしまい、靴内にまで染み込んでしまします。
第二に乾燥してしまうこと。ゴム製の靴底(ラバーソール)とは異なり、
革自体が持つ油分・水分が乾燥し抜けてしまうことで柔軟性や耐久性が失われてしまいます。
第三は一と二に関連しますが耐摩耗性が低いことです。湿っていたり乾燥したまま履き続けると
すり減りやすくなり、しまいには穴が空いてしまうことも。
魅力的ではありますが、弱点もある"川底"。
"革"ということできちんとお手入れをすることで、
ダメージを軽減し長持ちさせることができるんです。


2.革底のお手入れ

それではさっそく革底のお手入れ方法についてご紹介します。
使用するのはこちら


【サフィールノワール ソールガード】



2種の植物性油分が靴底の革素材に油分の潤いを与えて、
柔軟性を維持し、キズや削れ、摩耗を起こりにくくします。
油分が浸透することで防水性が向上、雨などの水気の侵入を抑えます。


▽商品詳細▽

サフィールノワールソールガード ¥2,750(税込み)

・ほこりを払う



まずは靴底についた砂利や泥、ほこりなどをブラシで払います。
ブラシに砂利などがついてしまうので、普段使用している
靴のお手入れ用のブラシとは別のものを用意したいところです。


・靴底に塗る
小皿などの容器やブラシをご用意ください。
まずは小皿などにノワールソールガードを適量取ります。




小皿に移したソールガードをブラシなどに取り、靴底に塗り広げます。



※新品の靴の場合はソールガードは浸透しません。
履き馴染んで表面が削れた頃がソールガードを塗る最初のチャンスです!


・塗布直後のBefore→After



Beforeと比べるとAfterは色が濃く(どころか黒く)なりました。
油分の影響で色味が濃くなります。
この状態は油分が浸透し切らず、塗布表面に残っていますのでこのまま履きだしてしまうと
ツルツルの床の上で滑ってしまいますので、まずはしっかりと乾かしてください。


・しばしの乾燥後



随分と色の濃さが薄れてきました。
気候や環境によっても異なりますが、1時間程置けば履き始められますし、
半日おけば油分のヌメりで滑ることはほぼなくなります。


3.まとめ

靴が革底の場合であっても、お手入れせずに履き続けることもできてしまいます。
ですが、定期的に多少の手間をかけるだけで消耗具合が大きく変わってきます。
靴底は修理可能ではありますが、
当然革底が新しくなることでせっかく履き馴染んだ感覚が
そこだけリセットされてしまうわけです。
費用や手間のこともありますが少しでも長くもたせることで
快適な履き心地に育ったお気に入りの1足をより長く履き続ける、ということにつながるわけです。


今回と同じM442のアッパーに関する徹底攻略!かんたん・クイックなお手入れ編は こちら


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