2022/04/29
  • コラム

ShoesLife×madras 【madras-定番の靴のお手入れ方法のご紹介(ゴム底マッケイ製法編)】


革靴、革製品のメンテナンスに関する情報発信を行うサイト【Shoes Life】との共同企画!
マドラスの靴に焦点を当て、マドラスの靴にあうお手入れを【Shoes Life】と共にお伝えしていきます!

 

【Shoes Life】×【madras】の第一段は・・・

【madras-定番の靴のお手入れ方法のご紹介(ゴム底マッケイ製法編)】

目次
1.靴のご紹介

2.ベーシックなお手入れ
・シューキーパー
・ほこりを払う
・汚れ落とし
・靴クリームを塗る
・靴クリームをなじませる
・乾拭き&さらにツヤだし


1.靴のご紹介

madrasのドレスシューズの中でも不動の人気を誇る【SPINA】シリーズ

定番のストレートチップ 【M411 DBR】 のお手入れ方法を今回ご紹介致します。

【M411 DBR】 は仕上げが特徴的でプリントを施した色のある革に2段階にわけてクリームで色をいれ整えていき、
最後つや出しの仕上げを行っています。工程を2段階に分けて行うことで独特の風合いを実現しました。




色の風合いを損なわず、長く綺麗に履くポイントは靴のお手入れにあります!
是非参考にしてみてください!


2.ベーシックなお手入れ

・シューキーパーを入れる





最初にシューキーパーを靴に入れます。
シューキーパーは元々靴の形を整える道具ですが、お手入れ時にも大変役立ちます。
履きジワをしっかりと伸ばしてあげることで、ほこりや汚れをしっかりと落とすことができます。
また歩行時に頻繁に曲げ伸ばしされる履きジワは乾燥しがちな箇所。皮革の大敵「乾燥」ひび割れなどの劣化を招く原因となります。
そこをしっかりと伸ばしてあげることで靴クリームなどの保湿成分をシワ奥まで行き届かせてあげられるようになります。

木製シューキーパーはつま先部分のパーツが木製なので吸湿効果があります。
原材料のパイン材は木材の中でも軽量なので、お手入れ時に靴に入れていても重さが負担になりにくいのでおすすめです。
24.0~28.0cmまでのフリーサイズです。

▽商品詳細▽

スレイプニル 木製シューキーパー ¥1,320(税込)



・ほこりを払う
シューキーパーを入れて履きジワを伸ばしたら、次にブラシをかけて靴に付着したほこりやごみを払います。
この時使用するのは、毛足がやわらかい馬毛ブラシが最適です。



 

ブラシの毛先をうまく使って、靴の甲革(アッパー)と靴底(コバ)のすき間や履きジワに溜まったほこりをかき出すように動かします。


▽商品詳細▽

ホースヘアーブラシ(馬毛) ¥990(税込)


・汚れ落とし
ブラシでは払い落とせない汚れが付いていたら、クリーナーの出番です。
デイリーなお手入れには汚れも落とせて栄養効果もある万能ローションがおすすめ。



ローションを綿クロスに適量(小豆大くらい)取り、クロスになじませてから靴全体を拭き取ります。
この時力を入れてごしごし擦ると革の表面を荒らしてしまうので注意が必要です。



・靴クリームを塗る
靴のお手入れといえば靴クリームは欠かせません。
靴クリームが靴に与える効果としては下記の通り、大きく3つあります。
・光沢(ツヤ出し)
・栄養(保湿、柔軟性の維持)
・補色(色あせや小キズの補修)
があります。

madrasファインクリームはビーズワックス(蜜蝋)を主に複数の天然ワックスが配合された高品質な靴クリームです。
ビーズワックス美しいツヤを靴に与えるだけでなく、栄養効果にも優れ、革を乾燥や劣化から保護します。




 

塗り方のおすすめは塗布用ブラシを使うこと。
画像のように小型のブラシに靴クリームを少量(目安は片足5g程度、米粒2~3粒くらい)取って、全体に隅々まで塗り拡げてください。
ブラシを使うことで履きジワの奥、指やクロスでは届かない細かな箇所、ステッチまでしっかりとクリームの有効成分を行き渡らせることができます。
靴クリームは多すぎても少なすぎても意味がありません。適量がつかめるまでは少量を数回に分けて塗っていくのが良いと思います。



・靴クリームをなじませる
靴に塗ったクリームは、ただ塗っただけではその役目を果たせません。
靴クリームの主原料であるワックスやオイルは熱を加えることによって効果を発揮します。その熱を加えるのが「ブラッシング」です。
コシ・ハリのある豚毛のブラシを使って手早くブラッシングをすると摩擦熱が発生します。その熱が靴クリームの油分を皮革の深層に浸透させ、
そしてワックスの被膜を形成します。ワックス被膜は靴表面で光沢と保護の役割を発揮します。




 

靴に塗った直後にいきなりクロスで乾拭きをしてしまうと、それは布で靴クリームをただ拭き取っているのと同じことです。
まずは豚毛のブラッシングで靴クリームを靴全体になじませることが先決です。

▽商品詳細▽
     


マドラス madras  ビーズワックスシュークリーム(50ml) ¥1,100(税込)
マドラス madras レザーケアローション(125ml) ¥1,320(税込)
マドラス madras  ポリッシュクロス(2枚入り) ¥550(税込)



・乾拭き&さらにツヤ出し
ブラッシングで油分を浸透させ、ざっと光沢が出たら最後に乾拭きをします。
乾拭きはより強い光沢を出すための磨き上げの工程ですが、なじみ切らない余分な靴クリームを拭き取る役割もあります。
ここでしっかりと乾拭きをしておくことで靴に塗ったクリームがパンツの裾についてしまうことを防ぎます。


この工程も重要なのは「摩擦熱」です。しっかりとクロスを押し当てて磨き上げましょう。

まとめ
それではご覧頂きましょう。
向かって←左がお手入れ後、→右がお手入れ前です。




 

まだ履き下ろして間もないため、一見お手入れ前の状態でもきれいに見えますが、靴生産時の仕上げ剤の光沢がまだ残っているからで、
このままお手入れ無しで履き続けていくとこの光沢は薄れていき、キズや汚れがつきやすくなっていきます。
今回お手入れをした左側の状態を定期的なケアでキープしておけば、常に購入当初の美しさを保ち続けることができるわけです。

 

靴のお手入れは、「汚れてから・傷んでから」行っていては遅いです。
「汚れる前・傷んでしまう前」にそうならないためのお手入れをすることが長持ちの秘訣となります。


・防水スプレーで、雨濡れ・汚れを予防する




 

お手入れのあと、防水スプレーをかけておけば急な雨で水浸しになることを防ぐことができます。
何より防水スプレーは汚れをつきにくくする防汚効果が重要です。
仮に付いてしまってもサッと拭き取るだけで簡単に落とすことができるので、後々のお手入れがグッと楽になります。


▽商品詳細▽

マドラス madras 防水スプレー(250ml) ¥1,320(税込)



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今回使用したシューケア用品以外にもマドラスオンラインショップでは多くのシューケア用品を取り揃えています。


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