2021/12/24
【コラム第7回】ベロアとスエード 靴と服の関係
12月24日のクリスマスイブに公開された今回は
「ベロアとスエード 靴と服の関係」をテーマに
スタッフのスタイリングと共にマドラスシューズをご紹介します。
秋冬のファッションにアクセントを与えてくれる素材として
様々なアイテムで使われている『ベロア』と『スウェード』ついて
(単語は聞くし何となくイメージはつくけど、具体的な特徴や服にどう合わせたらいいのかが分からない…)
そんな疑問を解決していきたいと思います。
まずはどんな素材かを見ていきましょう。
【ベロアレザー】
主に牛などの大きな動物の革の表面をサンドペーパー等で起毛させたものです。
粗さのある起毛感が適度なカジュアルさを演出し、スニーカーからドレスシューズまで
様々なジャンルの靴に使われています。
【スエードレザー】
主に山羊革や羊、仔牛の革を使用し、ベロアと同様に裏面を削って起毛されています。
薄い素材のため裏に補強材を使われる事があります。靴だけでなくカバンや手袋等
様々なアイテムで登場します。
あのマットでなめらかな質感は革を削って生み出されたものだったのです。
またツルツルとしたスムースレザーに比べて傷が目立ちにくく、
お手入れもブラッシングがメインで意外と扱いやすい事も是非知っていただきたいポイントです。
(でも合わせるのが難しそう……)
いえいえ!そんなことはありません!!
という事で本日のスタイリングです。
ツイード素材のジャケットに濃紺のストレートシルエットのリジッドデニムを合わせ、
インナーもネイビーで揃えて落ち着いた印象のジャケパンスタイルです。
この雰囲気に艶感のある革靴を履いてカチッと仕上げるのも素敵ですが、
今回はマドラスの
M9197 D-BROWN(ベロアのデッキシューズ)
を合わせてみました。
スニーカーを合わせる程スポーツ感が出すぎないですし、
革靴ですが適度なリラックス感とカチッとした雰囲気が両立しています。
ツイードジャケットで合わせてみましたが、コーデュロイやダウン,メルトンなど
冬物の素材の洋服と合わせる事で暖かみのあるカジュアルスタイルを作ることができます。
イタリア産の上質なベロアは非常に柔らかく足を包み込んでくれます。
スッと履けるデッキシューズは着脱も簡単です。
インソールも土踏まずの部分が厚くなっていて歩き疲れもしづらいモデルです。
タウンカジュアルをワンランクアップさせてくれる一足を是非。
M9197
color:D-BROWN
size:24.5-27
price:¥27,500(tax included)
■マドラスのWinter Collection ビジネススタイルから休日スタイルまでの新作シューズは
こちら
今回が年内最後の回となりました。
マドラスシューズが皆様の゛足元゛と゛気持ち゛を少しでも軽快にできるよう
靴の知識や歴史・スタイリング等発信していきますので2022年もよろしくお願いします。
次回は2022/1/7(金)公開予定
文章:ECスタッフF