madras 100 styles

FILE.066 株式会社高島屋 大宮店 販売部 次長 不破 健さんTAKESHI FUWA

東京都出身。大学卒業後、1990年株式会社髙島屋に入社し、日本橋店に配属され紳士靴の販売を担当。横浜店や玉川店などの販売部を経て、2011年からは靴や雑貨のバイヤーとして勤務。現在は大宮店で紳士服や雑貨、宝飾、リビング、さらに子供服まで幅広い売場を担当しています。

マドラスの100年の歴史は柔軟なチャレンジ精神にあり!

2021年2月まで髙島屋全店のセントラルバイヤーとして多くのブランドと接し、さらにブランドと共に、髙島屋ならではの商品開発を行ってきた不破 健さん。
「バイヤー時代は、全店に渡る基本的な品揃えを決定し、大型店ごとの特別な商品を買い付けたりしていました。さらに特別なブランドとは一緒に商品開発を行い、ブランド作り自体のお手伝いをしてきました。そんな私のバイヤー目線からマドラスというブランドを見ると、最大の強みは国内に自社工場を持っていることだと思います。そこには靴に対する知識や技術を持った国内トップレベルの職人が在籍しており、ドレスシューズもカジュアルシューズも柔軟な発想でチャレンジしてくれるのが素晴らしいところです。さらにボリュームラインの価格帯でもこだわりを持った作りをしているのもマドラスの特色。一例をあげれば、一緒に商品開発し2018年に発売した『洗える走れる革靴』。髙島屋とマドラスさらにヴィブラムの3社の共同開発により実現し、さらにナイガイも巻き込んでビジネスソックスも開発しました」と話す不破さんは、ブランドをより知るために国内外の工場にまで頻繁に足を運んでいます。
「靴は体全体に占める割合は小さいですが、どんな靴を履いているかによってその人の半分以上のイメージができあがるもの。シンプルな靴の方がそのメーカーのクセや匂いがよくわかり、履く人の個性も出るものです。靴という1つのアイテムで100年間ブランドを続けているということは、感嘆すべきこと。『変わらないものこそ新しい』という発想のもと、靴というアイテムの中で時代の要請を敏感に感じ取りながら、様々な挑戦に取り組んできた結果だと思います。これからも老舗の持つ内なる資源を再発見して、新たなミッションにチャレンジしていってください」

share
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
私はこれを選びました

M9253 BLACK ¥37,400

日本人に合わせたマドラスオリジナルの木型をベースに、イタリアのナポリのファクトリーで生産した内羽根ストレートチップ。紳士靴の王道デザインを本格的なマッケイ製法で作りあげ、革底にはインジェクション加工を施し、気品あるデザインアクセントに仕上げています。

Coordinating points

コーディネートのこだわりポイント
  • Point1

    不破さんが着用しているスーツは、英国の古い低速織機をメンテナンスして織り上げた生地を使用し、日本で仕立てた髙島屋オリジナルのもの。英国独特の目が詰まったハリコシのある生地感でジェントルな着こなしにピッタリです。

  • Point2

    ナポリの工場にマドラスの木型を持ち込んで作り込んだシューズに合わせ、ネクタイは『マリネッラ ナポリ』をセレクトした不破さん。職人の手による丁寧な作りのネクタイは、世界中のセレブリティが愛用しています。

Official Link