madras 100 styles

FILE.030 有限会社田中商店 販売統括 田中 萌子さんMOEKO TANAKA

群馬県出身。臨床工学技士として人工透析の仕事に就いた後、鎌倉でパン屋兼雑貨屋に勤務。文庫革の魅力に惹かれ、2012年文庫屋大関浅草店のオープン時に有限会社田中商店に入社。デザインやアイテムなどの商品企画、ネットショップの管理など、販売全般にわたり統括しています。
https://www.oozeki-shop.com

伝統の製法を大切に受け継いでいきたい

姫路革細工を元とした文庫革に魅了され、日本で唯一、昔ながらの製法を守り続けている文庫屋大関で販売統括をしている田中 萌子さん。
「実家が病院で、私も当初は医療系の仕事をしていましたが、絵を描きたいという夢がありました。特に文庫革に惹かれて、最初は断られたのですが、文庫屋大関の商品制作に関わることができました。文庫革は、真っ白な牛革に型を押して彩色をし、漆で古びをつける『錆入れ』の工程を経て、商品を仕立てます。この秘伝の『錆入れ』の製法で文庫革を制作しているのは文庫屋大関のみ。昭和2年に初代の大関卯三郎が向島に工房を構えて以来、専門職人の手による手作業で一つ一つ丁寧に商品作りをしています」と話す田中さん。文庫屋大関の独特の柄は、旦那様の田中 威さんとふたりでアイデアを出しながら生まれています。
「私は柄が好きで、服や小物も柄物ばかり。仕事で履くシューズは履きやすさはもちろんですが、店内でじっくり商品を見られているお客様の邪魔にならないように、イヤな足音がしないものを選んでいます。100周年を迎えたマドラス同様、2027年には文庫屋大関も100年を迎えます。柄を中心とした商品展開を広げながら、今後も伝統を引き継いでいきたいと考えています」

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Coordinating points

コーディネートのこだわりポイント
  • Point1

    柄物好きの田中さんらしいコーディネート。『アナイ』の柄ワンピースに、2021年に100周年を迎えた『グッチ』の日本未発売のトートバッグを合わせています。難しい柄合わせですが、色のトーンを揃えているので落ち着いた印象に。

  • Point2

    ピアスとネックレスはイタリアの職人が作るジュエリーブランド『クアラントット』のもの。マスクは文庫屋大関のハンカチをベースに、型押し職人さんが手作りしてくれました。

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