madras 100 styles

FILE.099 株式会社HASUNA CEO 白木 夏子さんNATSUKO SHIRAKI

愛知県出身。南山短期大学卒業後、英国ロンドン大学に留学。国際機関や投資ファンドを経て、2009年にジュエリーブランド『HASUNA(ハスナ)』を設立。2011年には世界経済フォーラムが選ぶ日本の若手リーダー30人に選出されました。近著に『ファッションの仕事で世界を変えるーエシカル・ビジネスによる社会貢献』(ちくまプリマー新書)。音声メディアVoicyにて「起業&ブランドゆる話」配信中。
https://hasuna.com

長く履き続けられるサスティナブルな靴作りを

“未来へと受け継がれるジュエリーブランド”『HASUNA』の創業者で、日本におけるエシカル消費文化の普及に努めている白木 夏子さん。
「短大時代、フォトジャーナリストの方の講演を聞いて感銘を受け、国際協力に興味を持ち、2002年ロンドン大学に留学して開発地理学を学びました。フィールドワークとして南インドを訪れた時に、鉱山労働者の低賃金で働く過酷な環境を目の当たりに。搾取する人・される人が生まれてしまう、資本主義がもたらしている歪んだ状況をなんとかしたいとのいう想いを強めました。自分が信じられるやり方でビジネスを立ち上げ、新しい資本主義の形を実現するために、人と社会と自然環境に配慮したエシカルジュエリーを取り扱う『HASUNA』を起業。ファッションもジュエリーも美しいものを生み出す背景に、苦しい思いや犠牲になっている人がいることはサスティナブルではないですから。2014年ごろから世界的にも風向きが変わり、こうした考えが広まりはじめたと実感しています」と話す白木さん。自身のファッションもエシカルなセレクトに徹しています。
「ファッションも靴もどこで作っているかはもちろん、長く使えるかということを基準に選ぶようになりました。ですので、靴はリペアできるお気に入りのものを大切に履いていきたいと思っています。一宮出身なのでマドラスは高校生の頃からローファーを履いていましたが、しっかりした作りで長く愛用できることを肌で感じていました。将来的にはサスティナブルな素材で作った靴を生み出し、マドラスらしい良いものを長く作り続けてほしいと思います」

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私はこれを選びました

MAL3102 BLACK ¥22,000

アッパーに非常に柔らかなシープレザーを採用したプチスクエアトゥのレースアップパンプス。かかとを踏んでバブーシュタイプとしても履ける2way仕様で、ノンスリップ加工のインソールで前滑りを軽減しています。

Coordinating points

コーディネートのこだわりポイント
  • Point1

    金やダイヤモンド、真珠など自然由来の素材やアップサイクルを目的とした素材など、HASUNAではエシカルな素材を使用しています。オパールの指輪はお祖母様から受け継いだもので、大切なときにお守りとして身に付けているそうです。

  • Point2

    シューズのインナーに配されたパープルピンクに、パンツのカラーを合わせて履きこなした白木さん。ボトムスからバランスの良い着こなしを心がけています。

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