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《Special Interview》
俳優・岩城滉一さんが本音で話す
「靴へのこだわり、オレの流儀」

俳優の岩城滉一さんと言えば、誰もが憧れる「カッコイイ大人の男」という印象が強く、
映画やテレビで大活躍されています。
普段の岩城さんも、演じる役柄同様にアクティブで、
クルマ、バイク、スノーボード、ゴルフと多趣味なことでも有名です。
もちろん、洋服や靴といったファッションにも深いこだわりを持たれています。
そんな岩城さんがマドラスのMOSS (マドラスオーダーシューズシステム) で
一足の靴を作られたことをきっかけに、インタビューをさせていただきました。

【プロフィール】
岩城滉一さん
1951年東京生まれ。1974年映画「爆発!暴走族」でデビュー。数々の映画、ドラマに出演し続け、最新作は映画「HIGH AND LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION」(2017年11月11日全国ロードショー) でEXILEの岩田剛典さんらと共演。趣味はバイク、飛行機、自動車レースと幅広く、現在もTEAM IWAKIを主宰し、全日本クラスのレースに参戦中。

《インタビュー》

--岩城さんのオシャレに対する「こだわり」を教えてください。
岩城「オレ達の年代だと、相手が洒落てるかどうか、まずは足元に目がいくんだよね。おっ、上等な靴履いてるじゃねーか!てことで一目置かれるわけ。足元をビシっと決めたら、それだけで気分も引き締まるし、コーディネートに自信が持てるようになるんだよね」

--そういったこだわりの原点は何かあるのでしょうか?
岩城「親父が相当な洒落者だったんだ。普段から真っ白な三揃い、今はスリーピースっていうよね (笑) 、真っ白なスーツ、ベスト、それにソフト帽まで真っ白! そんな姿をしていたんだ。今の時代でそれやったら笑われちゃうかもしれないけど、当時は相当お洒落だったわけ。そこに、白と黒のサドルシューズを合わせる姿を見ていたら、子供心に『かっこいい!』って憧れちゃうじゃない。なので今でもお洒落をするときは、親父の気概みたいなものを意識していますね」

--サドルシューズとは、また靴マニアが喜ぶエピソードですね。
岩城「そうだね、自分がどんな靴を履くかということには、相当意識していたよね。特に親父の世代にとって『マドラス』といえば上等な靴の代名詞だったんだよ。マドラス履いてれば『お! いい靴履いてるな』って褒められた時代。そんなことを思い出しながら、今回オーダーで靴を作っていただいたんで、実に感慨深いものがあるんです」

--それでは、MOSS (マドラスオーダーシューズシステム) で作られた靴の着こなしなどについて、お聞かせください。

《靴のスタイリング (ドレス系) 》

クラシックな履きこなしが基本だね

「イタリア人の履き方を見てると、お洒落だなーって感心するんだけど、実は奇をてらったことはしてないんだよね。色のニュアンスや、素材の質にこだわっていて、基本はクラシカルなデザインの靴をクラシカルなルールで合わせている。
かくいうオレの場合は、デザインより色にこだわってるんだ。例えば、今日のスーツの色、ネイビーと一口に言ってもニュアンスは無限大。どんなネイビーで、どんな素材を選ぶかってことが個性とかセンスを表現する第一歩だよ。スーツやトップスのスタイルを決めるときは、やっぱり足元が重要になる。スーツがネイビーだろうと、グレーだろうと、クラシックなスタイリングをオレの流儀に仕上げるためのカラーや素材をイメージするんだよ。今回はバーガンディーのクロコ、これがイメージ通りしっくりきたね!
堅苦しくなりすぎず、大人らしさや、オレならではのクラシックスタイルが出来上がったんだ 」

《靴のスタイリング (カジュアル系) 》

勝手なカジュアル感は
理解してもらえない

「カジュアルなドレスシューズの履き方って、なかなか難しい。自分でカジュアルだと思っていても、見方によってはだらしなく見えたり、奇抜過ぎると思われたりして、理想通りにいかないんじゃないかな。だから、カジュアルに履きこなすには、お洒落の“セオリー”とか“基本”とかを抜きには語れない気がするよ。もちろん、履きこなしに自分流の“アソビ”のニュアンスを混ぜるのは大歓迎なんだけど、その結果「素敵だね」と言われるのは半端なく難しい (笑) 。まずはセオリー通りをベースにして、余裕ができたらカジュアルに挑戦してみればいいんじゃないかな。例えば、ネクタイを締めずシャツの襟元を開けてちょっとワイルド感を出すのは簡単だけど、そこにきちんとレースアップしたドレスシューズを合わせることでバランスを取ってみたり……、そんな塩梅が大人らしい着こなしになるんですよ」

《岩城さんがオーダーされたマドラスの靴》

足入れの柔らかさ、クセになりそうだよ

「もともとマドラスの靴は上質なレザーを使っているから、柔らかくて履き心地がいいのはわかっていたよ。だいたい、いい靴っていうのは、履くときの足入れが心地いいもの。これがダメな靴はまず却下だね。マドラス銀座店に伺って、MOSSでオーダーして出来上がった靴はさすがにフィット感も良くて、足入れが最高だね。映画などの撮影用にクロコダイルの型押しで作ってもらったんだけど、普段もどんどん使いたいくらい! 
オレ個人の印象でね、靴ってのは小さければ小さいほどスタイリッシュに見える。だから、オーダーするときはサイズをギリギリまで攻めて作ってもらうんだけど、マドラスのサイジングは大成功! ここまでカッコ良くなるとは、期待以上の出来栄えだね。オーダーする醍醐味と仕上がりの素晴らしさ、ともに大満足しているよ」

岩城さんがオーダーされたモデルの詳細
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トゥ:チゼルトゥ
カラー:クロコ型押しのダークブラウン
クロコ型押しは銀座店、大名古屋ビル店でのみ注文可
※銀座店 2色、大名古屋ビル店 6色で展開
デザイン:プレーン、モンクストラップ
ソール:革底半カラス仕上げ
製法:マッケイ製法
裏材:ワイン
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靴の色やデザイン、素材について語る岩城さんの表情には、少年のような純真さと熱意が感じられました。また、ファッションに対する造詣の深さにも驚かされました。積極的にお洒落をする方ではない、と謙遜まじりに話されていましたが、オーダーシューズに対する感想には作り手側も参考となる鋭い意見もちらほらと。さすが「男が憧れる男」と呼ばれるだけの魅力に満ち溢れた岩城さんでした。

文/石橋 寛 写真/吉場正和 構成/POW-DER

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