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長く履き続けられる一足を
~サフィールの"品質"とともに~
<パティーヌ編>

“品質”にこだわるマドラスでは、
さまざまな足型にピッタリと合う一足を提案するために、
マドラス・オーダー・シューズ・システム (MOSS) を導入。
そのオプションのひとつとして、革靴の色を変えられるパティーヌ仕上げも請け負っています。
熟練職人の高度なテクニックを駆使し仕上げた革靴は、
独特のグラデーションが魅力で、芸術性の高い一足となっています。
革靴好きを虜にするこの技法が一体どのようなものなのか、皆さんご存知でしょうか。
今回はパティーヌ仕上げの魅力をじっくり探っていきます。

職人技法・パティーヌ仕上げとは?

靴好きならパティーヌ仕上げを知っている方も多いと思いますが、改めて説明しますと、革の染色技法のことを言い、色を何層にも重ねて染め上げることで、手作業ならではの独特のムラ感を出すことができます。長年培ってきた職人の勘が要求されるだけに、素人ではマネできない匠な技法。パティーヌ仕上げをした靴は、オリジナリティ溢れるデザインであり、世界にひとつだけの靴といっても過言ではありません。そこで今回は、マドラスが信頼するパートナーのひとつ、サフィールを代表するカラーリストに、マドラスの革靴を使って実践してもらいました。

教えていただいたのはこの方

プロフィール

株式会社ルボウ シァール
三輪功さん

前回のハイシャイン仕上げでもお世話になった、三輪さん。これまで数々の靴をパティーヌ仕上げをしてきただけに、お客様が求めるデザインへとアレンジするテクニックは天下一品です。

~パティーヌ仕上げができるまで~
使用するのはこちらです!

チゼルトウを採用した、シャープな印象のシングルモンクストラップ。ベージュをベースとしたすっぴん顔の革靴が一体どんな雰囲気に変わるのか……、期待が膨らみます。

1.ベースとなる赤の染料を塗る

使用するのは、サフィールブランドの染料ダイ フレンチ リキッド。浸透力の高い赤のアルコール系の染料で、筆を使い革靴全体に塗っていきます。アッパーは大胆に2~3回に分けて塗っていき、ベロ部分や履き口部分は筆の先を使い丁寧に塗ります。

2.ネイビーの染料を塗る

次に、赤と相性のいいネイビーの染料を使い、細かい部分 (ステッチやソール部分) は筆で、ムラをつける箇所は手でこすりながら塗っていきます。この工程はシューキーパーを入れることで革靴全体が張るので、色が入りやすく完成後の表情も大きく変わります。

3.クリームを塗る

革靴を染め上げたら、無色のクリームを手で溶かしながら塗り、その後豚毛のブラシを使って靴全体に浸透させていきます。先の工程で、アルコール染料を染み込ませたので革がカサカサの状態に。栄養を与えるためにも、多くのクリームを塗り込んでいきます。

4.ツヤを出す

ブラッシング後は、ポリッシュクロスで素早く磨き光沢感を出します。

5.ハイシャイン仕上げ

乾燥させたワックスをつま先に塗り、その後水を適量つけ塗っていきます。これをアーチラインから踵の順に、三日月のようなラインを意識しながら、約30分繰り返します。

完成!

ほら、こんなに雰囲気は変わります!

バーガンディに近い色合いを表現した革靴は、独特のムラ感があり芸術性の高いデザインにまとまり、スーツ映えが抜群。既存の靴では満足できない、またはもっとお洒落を楽しみたい人など、ぜひオーダーシューズのパティーヌ仕上げにチャレンジしてみてはいかがでしょうか (オーダー納期は約3ヶ月半~) 。
パティーヌ仕上げのご相談は、マドラス 銀座店までお問い合わせください。

構成・文/POW-DER 写真/TRYOUT

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