

1921年の創業当時、米国からグッドイヤーウエルト式製靴機械を導入しました。当時靴づくりの技術がまだ進んでいなかった日本で、いち早く省力化、自動化に取り組み、靴製造技術を確立することができました。マドラスの靴づくりの基礎はここからスタートしました。

1965年、豊富なデザインと格調の高さ、そして洗練された機能性で世界を常にリードしていた、イタリア・マドラス社との技術提携に成功しました。本場イタリアの靴づくりを研究し、技術の習得・向上はもちろん、マドラスの靴づくりに新たな技術が生まれました。

時代とともに、靴の流行や傾向が変化する中、マドラスは創業から90年もの間、本物の靴づくりを追求してきました。そのなかで、日々新しい考え・技術を融合させ、時代の流れに順応させてきました。時代の変化とともに、マドラスの技術は日々進化しています。
近年、人はより清潔で快適な機能性を靴にも求めるようになってきています。マドラスでは、機能素材メーカーや本底メーカーなどとのタイアップにより、人間工学に根ざした先進的な靴づくりを追及しています。たとえば、吸湿性、強度に優れた中底。抗菌防臭、消臭、防カビなどの内部加工。雨の日にも快適な撥水加工。あるいは歩行時の負担を軽減し、外反母趾などを予防する木型設計。90年におよぶ靴づくりのノウハウはしっかり受け継ぎ、時代が求める新しい靴をつくるための技術開発を日々追求しています。伝統があるマドラスだからできる技術の進化と考えています。

マッケイ式とは、表革と表底を直接ロックステッチ縫いにする製法です。靴の内側に縫い目があるため、水が浸入しやすくなりがちですが、表底に切り込みを入れて内側に縫込むことで、防水性を高めています。表側の斜めの切り込みは接着剤で閉じてあります。
| 特徴 | 履いた時に足になじみやすく、柔らかい革材料との相性が良いのが特長です。製法が複雑なため、高級な紳士靴で多く使われます。 |
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| 製法 | 表底に斜めに切り込みを入れたのち、表底・中底・甲革とを機械でロックステッチ縫いをします。 その後、表底の切り込みを接着材で塞ぎ防水します。 |
| 用途 | 高級紳士・婦人フォーマル靴 (JIS規格製法) |

グッドイヤーウエルト式で作られた靴は、普通コバが出ていて、出し縫い糸が見えます。中底のリブの作り方で、コバを出したり引込めたりすることが出来るので、必ずしも出し縫い糸が見えるとはいえません。その重厚な作りは、他の製法では真似ることのできない特長といえます。
| 特徴 | 構造的に丈夫で安定性があり、長時間の歩行でも疲れにくい。また表底の取替えが簡単で半張修理が何回もできます。しかしその反面、メンテナンス面で高くつくという不利な点や軽さや屈曲性でも限界があります。 |
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| 製法 | グッドイヤー製法の特長は中底にあります。グッドイヤー製法の中底は、その中底にリブが付いています。そのリップに靴型につり込んだ製甲と細革をすくい縫い機で縫い付けます。その縫い付けられた細革に表底を貼り付けたのち出縫い機で縫い付けます。 |
| 用途 | 高級紳士・婦人靴 (JIS規格製法) |

セメント式とは、表底を製甲に接着したもので底縫い付糸はありません。 一般にはマッケイ式のような感じを出したものが多くなっていますが、表底周囲に細革を付けたりした、厚底のグッドイヤータイプのものもあります。
| 特徴 | 製造工程が少なく、構造的にも簡単なため量産できます。また、軽く、屈曲性にとんでいます。現在の紳士靴の約70%、婦人靴の90%以上が、このセメント式によって作られています。 |
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| 製法 | 中底に靴型を仮どめし、その靴型に製甲つり込みます。その製甲と表底を十分にバフがけしたものに、接着剤を塗布し、圧着機で加圧密着させます。 |
| 用途 | 一般紳士・婦人・子供靴・安全靴 (JIS規格製法) |

甲部周辺を外側につり込み、表底に張り付けたのち、甲部周辺と表底周辺とを出縫機でロックステッチ縫にする製法です。
| 用途 | 紳士・婦人・子供・カジュアル靴 |
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甲部周辺とソックライニング中底・巻革を縫い付けたのち、くつ型を中へさし込み、巻革を中底に接着し、表底と巻革とを圧着機で底付けする製法です。
| 用途 | 紳士・婦人カジュアル靴 |
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